2013年3月アーカイブ


ブログはあまり間をあけるといけませんね・・・

とは言え、重要なことははっきりと覚えています。

南栄様につづき、多良木プレカット協同組合様を伺いました。
場所がすぐそばで、他にも同地区に木材関係の工場が並んでいたことから、
さすが林業地であることを実感しました。

多良木プレカット協同組合様では
全国でも有名な新産住拓グループの木材を供給されていらっしゃいます。

新聞ネット等で、業界の方でその存在を知らない方はいらっしゃらないでしょう。
木材乾燥の講習を受けても、天然乾燥事例でよく拝見します。

実物を見ると、圧巻です。
(※後日許可をいただいて一部写真をアップしたいです)

年間250棟もの木造住宅の構造材を天然乾燥される。
しかも桁梁は乾燥機関が2年という話ですから、
当然驚くほどの量になるのは十分承知してましたが、
一本一本に番号をつけ、管理されている。

天然乾燥も、いわゆる「教科書どおり」でした。
・地面から高くする
・直接雨がかかりにくいよう、トタン・ポリカ等の雨よけを置く
・隙間をあけ、均等にならべる

などなどです。
これを250棟分やるというのは至難の業です。

専務理事の小山様は「別に大したことは一切していない」
と言われますが、スケールが違いすぎます。

私はどちらかというと人工乾燥推進派ですが、
ここまで徹底的に天然乾燥をやられるのは素晴らしいと思います。

小山様の発言で、大変心に残ったことがあります。
「お施主様に実際現物を見ていただくのは、安心していただくためだ」

これは当然自信がないとできません。
お客様の厳しい目に晒されることは覚悟が要ります。
しかし、その指摘により、より成長できるとも言われました。
小山様の度量の広さも感じ取ることができました。

例えば大手ハウスメーカー等では、どこで何を作っているか、お施主様はわかりません。
CMや営業マンの言葉、イメージで信じるしかありません。
インターネットの普及で、調べれば真実がわかることも多いですが、
まだまだイメージが先行していることは否めません。

このように、本物が欲しい方に、正々堂々と見ていただく。
小山様からすれば当たり前のことなのでしょうが、
そうは簡単にいきません。

素晴らしいことだと思いますし、当社も少しでもその姿勢を見習いたいと思います。
アベノミクス
消費税増税前の住宅駆け込み需要
自然素材への注目度UP
お得意先が皆様伸びている
バイオマス燃料への移行
etc

などで、どうやら住宅業界・林業製材業界全般で忙しいらしいです。
当社も何とか例外でなく、幸いにも工程スケジュールが埋まってます。

そのような中、かねてから「見たい!」と思っていた2社様の視察に行きました。
留守を頑張ってくれている社員のみんなに感謝しつつ、
しっかりと学び、この激動の時代を生き残るヒントにしたいと思っています。

これは木材加工でお得意先であるM社のA様と林業でお得意先のN社のY様にお願いし、
熊本県を主体に頑張っていらっしゃる別業種の名門2社同時訪問に繋がりました。

改めましてA様Y様ありがとうございます;;

さらに九州新幹線がつながっているにもかかわらず、経費削減のため朝5時出発、車での移動です;;

まずは林業全般に関わる面で九州でも大手である株式会社南栄様を訪問しました。
(その前に、日本製紙木材株式会社様・八代営業所を表敬訪問)

林業に関わる業種全般を事業とされているため、
話を伺いながら林業全般の動きが非常によくわかります。

特にFITによるバイオマス発電所への集材は大きな問題になりそうです。
(いや、むしろ大チャンスともいえます。会社の舵取りのセンスが要求されそうです)

南栄様の特徴は、伐採前の段階で、売り先がすでに各製材工場等に決まっていることです。
つまり中間土場というものをあまり必要とせず、
造材の段階で径級・等級を仕分けられ、中間マージンや輸送コストを省いていらっしゃいます。

当社の集材は広葉樹(C材)がメインで、南栄様は針葉樹(ABCD材すべて)と用途・規模が違いますが、
今後のことを考えた場合非常に参考になりました。

林業で収入を得ることは非常に難しいのですが、
トータルでしっかり収益を考え、実践されているのはさすがです。

IMG_2758.JPG

最後、センター長の栫(かこい)様、柳田林業の柳田様、弊社・村上と撮影。
栫様、柳田様、本当にありがとうございました。

山口県、長門市の林業のため、この日の内容はしっかりと生かしていきたいと思います。

この日は15:30に見学を終え、すぐそばの「多良木プレカット協同組合」様に行きました。
これは別ブログで記載したいと思います。
山口県若者就職支援センター(通称:YYジョブサロン)さんが開催する、
25年春入社用、県内内定者が集まって新社会人の心得を教える講習会に来ています。

当社では今年4月から入社するY君と、
すでに1月から入社している第2新卒扱いのKさんで参加しています。

残念ながら山陰地区での会場はなく、宇部に来ています。

当社は大手企業に比べ、教育等の面で劣っているのは確かです。
私が社会人になったときは、最初の半年近くはひたすら研修でした。
中小企業では、どうしてもすぐ仕事に入り、実戦で学んでもらうしかありません。
ですが、少しでも社会人として勉強し、伸びてほしいという思いから参加を申し込みました。

画像010.jpg

皆、緊張した面持ちで講師の方の話を聞き入っています。

特にKさんは事務職で現在ものすごく頑張ってくれているため、
きっと今日の講義を生かしてくれると思います。

Y君は4月から。楽しみです。
来年度着工の「長門市立油谷小学校」に使われる木材が、
森林組合さんによって、どんどん伐採・搬出されています。

当社で、その丸太(ヒノキのみ)に割れ止め処理を施しました。
IMG_2709.jpg IMG_2714.jpg IMG_2720.jpg

市内の2か所の土場にはい積みしてありますが、そのうちの1か所の写真です。

丸太の小口(伐採した断面)に、白の塗料を塗りました。
IMG_2715.jpg IMG_2716.jpg

これは、過去の苦い経験と、有識者の助言によるものです。

過去、某中学校の校舎を全面ヒノキのフローリングで施工することになり、
ヒノキのフローリングを当社で加工する際、伐採してから日数がたっていたことから小口割れがひどく、
4mで使う予定が3mにカット、3mで使う予定が2mにカット、
さらに材料が足りなくなったため2mで使うものを1mにカットして加工せざるを得ませんでした。

材料を持ち込まれた同業者さんともこの件ですれ違いがあり、
市内同業者の組合員さん・森林組合さん皆、身を切ってなんとか納めました。
当社もカット・加工し直しで大変な人役を費やしました。

今回はその苦い経験を踏まえ、割れを事前に防ぐ処理をしておこうというものです。

以前、木材加工全般の専門家である広島県の井口先生に椎の小口割れがひどく悩んでいた時、
丸太のときに小口に割れ止めを塗るとよい指導を受けました。

それ以来、椎の丸太には割れ止め剤を塗っています。

さらに木材乾燥の専門家、岡山県の河崎先生は、
天然乾燥中の材に対し、高い割れ止め剤でなくともペンキでもよいことを聞きました。

というわけで、わりと割れやすいヒノキに対してのみ、許可を得て当社で処理をすることにしました。

かなりの量がありますから、ペンキ代だけでも約3万円しました。さらに人件費をいれるとけっこうな出費です。
(当然、全部自腹。ボランティアです;;)
それでも、地元の小学校に良いものが使われ、工事がスムースに行くことを考えれば、よしとします。

塗ってくれた皆さん、ありがとうございました。
こういった地道な作業も、しっかりと目に見える形で地元に貢献することになります。

完成が楽しみですね。
蔵前工業会山口県支部総会に久しぶりに出席しました。
前回出席が確か6年前、東ソー株式会社様で行われた記憶があります。

なぜかメールの不具合のようで案内が受取れなかったのですが
今年は何度か連絡をとり、無事出席させていただきました。

特に今年はどうしても出席したかったのが、
木質バイオマス燃料の件があるからです。

蔵前工業会山口県支部は、ほぼ
・宇部興産
・東ソー
・トクヤマ
の3社の社員の方で占められています。

それぞれ自社発電を行っており、
建築廃材等の木質燃料を使われております。

このたび、上記3社のうち、1社にバイオマス燃料を出させていただいたので、
情報交換させていただきたかったことが一番の目的でした。

残念ながら会場を迷ってしまったため、
(まさかANAホテルと宇部興産ビルがくっついているとは!)
最初の公演を半分聞き逃してしまいました。

2番目の公演は、三菱製紙㈱元代表取締役の井口さんでした。
同窓会組織の理事ということで山口県にいらっしゃったわけです。

話の中で、非常に衝撃的な話がありました。

三菱製紙さんは青森県八戸市に工場があり、
やはり津波の被害をかなり受けたそうです。
ただし、日本製紙さんの石巻工場よりは復旧がかなり早かったそうです。

その理由として、周辺が自衛隊基地以外なにもなかった。
津波の後の引き戻しの際、がれき+人が流れ込まなかったからだということです。

一方、日本製紙石巻工場は周辺が市街地です。
がれきもさることながら、人が問題だったそうです。

大変痛々しい話ですが、
ご遺体がある場所にはしばらく立ち入り禁止だったそうで、復旧作業自体できなかったそうです。

電気設備の潮による塩害は、時間との勝負。

立ち入りができないことが、復旧作業をより困難な状態にしたようです。

・・・きっと各地で、一般の人が知らないいろいろな困難な話があると思います。
当社も、少しでも復旧にお役に立ちたいと思います。


さてその後食事会。
宇部興産さんはじめ、各社の方ほぼ化学系研究職のため、
燃料関係の方はいらっしゃいませんでした。

・・そりゃそうか。
とはいえ、宇部興産さんが医薬品の研究をされているとは思いませんでしたが。



さて最後は記念撮影。
kuramae2.JPG

私は端っこになってしまいました。。

ちなみに、山口県出身者はほとんどいません。
中には山口に永住される方もいるようですが、
大半の方は、いつかは都会へ帰られるのでしょうか・・・・。

久しぶりに出身校の方々に会えましたが、一抹の寂しさも感じました。